アプリケーションの動作状況をログで確認したくなることがあります。
そんなときに便利なのが、tail -f
コマンドです。
tail コマンドとは?
tail
は、ファイルの「末尾(tail)」を表示するコマンドです。
デフォルトでは、指定したファイルの最後の10行を出力します。
tail example.log
上記のように実行すると、example.log の末尾10行が表示されます。
-f オプションでリアルタイム追跡
tail
に -f
オプションをつけると、ファイルが更新されるたびに新しい行をリアルタイムで表示してくれます。
tail -f example.log
これにより、ログが更新され続ける様子をリアルタイムで監視できます。
たとえば、リクエストが来たタイミングや、エラーが発生した瞬間をその場で確認できるようになります。
※tail -f
のリアルタイム追跡を終了するには、Control+C を押します。
応用例
grep
と組み合わせることで、特定の行だけを追うこともできます。
tail -f example.log | grep ERROR
上記を実行すると example.log の中で「ERROR」を含む行だけを追跡します。
特に、エラー発生時のログだけをリアルタイムで確認したいときに便利です。
おわりに
tail -f
はアプリケーションがどんな動きをしているかを素早く把握できる便利なコマンドです。
ログ監視やデバッグの場面でぜひ活用してみてください。
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